こんにちはマニです。
入居者さんともっとコミュニケーションが取りたいです。不満や困りごとがあったら気軽に相談してもらえる関係が理想。何かいい方法がありませんか。
今回は大家さんと入居者さんとのコミュニケーション方法として、LINE公式アカウントを紹介します。
大家さんもLINE公式アカウントを利用してみよう
LINEは、日本国内で月間8,400万人(2020年3月末時点)以上が利用するアプリで、日本人の日常生活にはなくてはならない存在になっています。
LINE公式アカウントとはそのLINEアプリを通じて、企業がユーザーとコミュニケーションをとることできるサービスです。
LINE公式アカウントの特徴
LINE公式アカウントには多くの特徴があります。
- 入居者と直接つながれる
- LINEコールで無料通話ができる
- 応答メッセージ、AI応答メッセージの利用ができる
- プロフィールページが作れる
1. 入居者と直接つながれる
利用者の数がとても多いLINEアプリ。
いまやスマホ所有者のほとんどが利用していると言っても過言ではありません。
入居者のほとんどが利用している可能性が高く、直接つながることができます。
2. LINEコールで無料通話ができる
LINEにはLINEコールという無料通話機能があります。
通話料を気にする入居者も気軽に電話をかけることが可能です。
3. 応答メッセージ、AI応答メッセージの利用ができる
入居者からのメッセージに対して、自動でメッセージを送ることができます。
「AI応答メッセージ」では、AIが内容を判別して適切なメッセージを回答してくれます。
緊急時の対応などもあらかじめ応答メッセージとして登録しておけば、24時間365日いつでも応答が可能です。
4. プロフィールページが作れる
プロフィールページとはアカウントの情報を整理できるページです。
アカウント名やメッセージ、プロフィール画像などが設定できるほかに、お店であれば営業時間や商品の写真、お知らせや予約ボタンなどカスタマイズできます。
大家さんがLINE公式アカウントを利用する7つのメリット
次に大家さんがLINE公式アカウントを利用するメリットを紹介します。
- 入居者の不満や要望をダイレクトに受けとれる
- 案内をダイレクトに届けられる
- 入居者プレゼントも手間いらず
- アンケートのお願いも簡単
- 満足度向上へのヒアリングが可能
- 緊急対応時の連絡先を案内できる
- 電話より連絡をとりやすい
1. 入居者の不満や要望をダイレクトに受けとれる
入居中には何かしらの不満や要望がでてくるでしょう。
エアコンの故障や鍵の紛失など、程度が大きければ管理会社に連絡をするでしょうが、
- 共用部の清掃状況が悪い
- 駐輪場に不法自転車が止められている
などちょっとしたことでは、わざわざ連絡しないものです。
入居者さんの我慢できる範囲であればいいですが、積もり積もった不満が原因で退去につながることもあります。
入居中の小さな不満を解決することは良い管理状態を維持できます。
2. 案内をダイレクトに届けられる
共用部の使用状況やゴミの出し方、騒音トラブルなど入居者に向けて案内を出す必要があります。
掲示板への表示や案内文の配布を行うのが一般的ですが、内容を確認しない方も多くいます。
3. 入居者プレゼントも手間いらず
長期入居者の方に、感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈る大家さんもいると思います。
契約更新時にルームクリーニングを実施したり、誕生日に商品券を送るといった方が多いのではないでしょうか。
感謝やお祝いのメッセージを添えてアマゾンギフト券などをLINEで送ることができます。
御礼のメッセージが返ってくれば、新たにコミュニケーションが生まれるかもしれません。
4. アンケートのお願いも簡単
入居者の不満や要望を定期的にヒアリングすることは、満足度向上にとても有効です。
定期的なアンケートの実施で、入居者の不満や要望に耳を傾けましょう。
従来の紙のアンケートでは回答の記入や返信に手間がかかるため、実は回収状況があまりよくありません。
5. 満足度向上へのヒアリングが可能
満足度を向上させるため新しい設備を導入する大家さんもいると思います。
設備に導入にあたっては入居者への事前のヒアリングをすることで不要な設備導入への無駄を省けるかもしれません。
防犯カメラや宅配ボックス、無料インターネット設備の導入は入居者に喜ばれますが当然費用が必要です。
独身男性への防犯カメラや、高齢者への宅配ボックス、インターネット設備は必要とされないかもしれません。
LINE公式アカウントで事前にアンケート調査を実施すれば、満足度向上への需要を手軽に確認できます。
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6. 緊急対応時の連絡先を案内できる
入居者は緊急のトラブルが発生した場合、どこに連絡していいかわからないことがほとんでです。
直接業者に連絡して、設備の修理費用を自分で払っている入居者もいるかもしれません。
入居者が原因のトラブルであれば費用の負担は必要ですが、それでも管理会社で対応して後日かかった費用を請求すべきです。
連絡した業者によっては緊急であることをいいことに、多額の費用を請求するところもあります。
LINE公式アカウントのプロフィールや情報発信の最後に緊急時の連絡先を記載しておけば、入居者も安心できると思います。
7. 電話より連絡をとりやすい
最近は、電話でのコミュニケーションが苦手な人が増えているようです。
特に10~20代の若者は、電話が苦手のようです。
クレームや不満はあるけど、電話をするのはいやという人は多いのではないでしょうか。
大家さんがLINE公式アカウントを利用する際の注意点
メリットの多いLINE公式アカウントですが、利用する際の注意事項もいくつかありますので紹介します。
仕事中や深夜に連絡が入る可能性がある
サラリーマン大家だといつでも連絡がとれるとは限りませんし、緊急時は夜中に連絡が来ることもあります。
緊急時に連絡をしてもなかなか連絡がとれない場合、入居者の不満は増す一方です。
情報発信がメインの使い方の場合は、入居者からのメッセージに対して自動応答機能を設定してもおくのもよいでしょう。
面倒な入居者に悩まされることもある
入居者の中には、クレーマーのような方ももいます。
大家と直接連絡がとれることをいいことに、ささいなことや直接関係ないことまで、頻繁に連絡を入れてくることもあります。
こういった入居者は近隣トラブルの原因になる可能性もあります。
まとめ
今回は、大家さんが「LINE公式アカウント」について紹介しました。
「LINE公式アカウント」を利用するメリットは、
- 入居者と直接つながれる
- 不満や要望を気軽に受け取れる
- 緊急時の対応を定期的にアナウンスできる
不動産賃貸業は、まだまだアナログな業界です。
差別化を図るため、ITサービスを積極的に採用して、満足度向上を目指してみましょう。