こんにちは、マニです。
「不動産投資を始めてみたいけど、借金が怖くて踏み出せません。金額も大きいし、借金を返せなくなったらどうしよう。失敗して、借金まみれになるのは嫌。世の中の大家さんは、みんな借金が怖くないの??」
今回は、そんな疑問に答えます。
- 不動産投資は怖い
- 借金は悪いもの
- 借金の金額が大きくて怖い
私は地方でサラリーマンをしながら1棟アパートを所有しています。
物件を購入するときは、清水の舞台から飛び降りる覚悟だったことは事実です。
恐怖は、もちろんありましたが、しっかり勉強して、知識で恐怖に打ち勝ちました。
今回は、そんな私が解説します。
不動産投資は怖い
不動産投資は怖い、危ないと思う人は多いですよね。
実際、私の家族も、物件を購入する相談をしたときは、同じような反応でした。
「やるのはいいけど、家族にだけは迷惑をかけないでほしい、、、。」
「、、、はい。わかりました。」
不動産投資に対する、不安が大きいのがわかります。
覚悟を決めた瞬間です。
私自身、株式投資をしていたこともあって、投資そのものに対して、悪いイメージはありませんでしたが、借金してまで不動産投資をするというのは、正直まったく考えていませんでした。
色々と勉強をして、不動産投資への認識が変わっていき、結局は3000万円以上の借金をして、物件を購入することになりました。
不動産投資が怖い人が思うこと
不動産投資を怖い、危ないと思っている人はこんな風に思っているんじゃないでしょうか。
「借金は悪いこと。不動産投資だろうがなんだろうが、まずはお金をしっかり貯めてから始めるべき。それに、不動産投資は金額が大きい。
マイホームも買ってないのに数千万円の借金をするなんて、もってのほか。
もし、自分に万が一のことがあって、ローンを返済できなくなったら、家族に多額の借金を背負わせることになる。
投資に失敗しても、借金返済に追われる。借金返済に追われた生活なんか送りたくない。
そんな投資は危ない。怖い。そんなこと考えたてら借金のことで、仕事が手につかなくなる。
やっぱり自分には不動産投資は無理、、、」
不動産投資を怖いと思っている人は、だいたいこんな感じでしょう。
私の家族もおそらく、同じだったと思います。
借金は悪いもの
日本人は、「借金は悪いもの」と考える人が多いですね。
ギャンブルで借金をする。事業に失敗する。
その結果、借金取りに追われる。夜逃げする。
ドラマの影響もありますが、一般の人が「借金」と聞くと真っ先に浮かぶイメージですね。
倹約は大切。
不動産投資にも、とても重要な心構えです。
ものを購入するのに、借金をせずにお金を貯めるというのは、大事な考え方だと思います。
じゃあ、やっぱり借金してまで不動産投資をするのは悪いことなんでしょうか。
良い借金、悪い借金
借金には、「良い借金」と「悪い借金」があります。
良い借金
良い借金とは、資産を買うための借金をいいます。
不動産投資や事業は、上手に運用すれば、資産がお金を生んでくれます。
不動産投資の場合、不動産を他人に貸して家賃収入を得れますし、資産価値が上がれば売却益を得ることもできます。
このように、お金を生む資産を買う場合の借金を「良い借金」といいます。
悪い借金
消費や資産価値がすぐ下がる資産を買う借金を「悪い借金」といいます。
ギャンブルはもちろんのこと、旅行やブランド品、家電など、生活に必要なものであったとしても、お金を生まないものを買うための借金は、すべて「悪い借金」です。
資産にならないものは、お金をしっかり貯めてから買うべきで、あなたが思うように、借金してまで購入するべきではありません。
また、資産の中には買った瞬間に資産価値が下がり、お金を生まないものがあります。
マイホームやマイカーがそうです。
新築、新車は買った瞬間に価値が下がります。
「新築を買った」「新車を買った」という優越感には浸れますが、実際には本来の資産価値に2~3割もの手数料が上乗せされた状態で買わなければなりません。
それに、マイホーム、マイカーはお金を生みません。
多少、資産性はあっても自分で消費するための、借金はすべて「悪い借金」です。
借金は悪いもの=悪い借金
「借金は悪いもの」と考える場合、すべてこの「悪い借金」を意味します。
日本人の考えるは正しい。
あなたが思うように、悪い借金はすべきではありません。
借金には良い借金と悪い借金があります。
不動産投資は良い借金です。
自分の欲求のためでなく、資産価値がありお金を生み出す資産を買うための借金です。
借金の金額が大きくて怖い
失敗したときに、多額の借金をかかえてしまうことに恐怖を感じる人も多くいると思います。
不動産投資の失敗について、事業と比較して考えてみます。
事業に失敗して借金をかかえるという人を、聞いたことがあると思います。
不動産投資も同じように失敗したら、借金をかかえてしまうんじゃないかと心配ですね。
ましてや不動産投資の場合、その金額が大きいだけに、より心配も大きいんじゃないでしょうか。
不動産投資と事業では借金の性質が違う
不動産投資と事業では借金の性質が違います。
- 不動産投資は、担保力のある実物資産を買うために借金をします。
- 事業は、事業計画という担保力のない資産を買うために借金をします
この担保力があるかないかというのは、失敗したときの借金の返済に大きく関係します。
事業の場合、借入したお金は、
- 事務所の家賃
- 商品の仕入れ
- 従業員の給料
など、事業を運営するために使用します。
事業がうまくいかず赤字が続くと、手元の資金が底をつき破綻します。
資金が底をついているので、借り入れたお金をすべて自分で返済しないといけません。
これが、事業に失敗して借金をかかえるということです。
一方、不動産投資は購入する物件を担保にしてお金を借ります。
不動産投資の借入は、基本的に物件の担保評価額までしか借入できないため、仮に失敗しても担保評価額で物件を売却することができれば、借金を全額返済することができます。
これが、不動産投資の強みです。
例え、1億円の借金をしていても、1億円で物件が売れれば借金はすべて返せるということになります。
担保力のある物件を、担保評価額の範囲で借入しさえすれば、仮に不動産投資に失敗しても借金をかかえることはありません。
不動産投資を始めるために大切なこと
不動産投資は「良い借金」で、「不動産自体を担保にできる」投資だということを解説してきました。
最後に、不動産投資を安心して始めるために、大切なことを紹介します。
それは、
- 「物件選び」
- 「返済計画」
です。
しっかりと利益の出る物件を、担保力の範囲の借入で購入することで、失敗したときの借金へのリスクを軽減できます。
ただし、ここで一つ問題があります。
どんなに利益の出る物件でも、不動産投資を始めるために必要な費用すべてを借り入れるほどの担保力は持っていないということです。
つまり、担保力の範囲で借り入れを行うためには、ある程度の自己資金が必要になってきます。
ここで、倹約することの大切さが必要になります。
つまり、残りの資金は倹約して自分で貯める。
物件を購入するためには、手数料や税金で物件価格の1割程度が別に必要になります。
そのため、最低でも物件価格の1割は自己資金を貯める必要があります。
不動産投資を始めるために大切なことをまとめると、
- 担保力があり、収益を生む物件を購入する
- 物件の担保力以上の借り入れをしない
- 返済計画をしっかりと立てる
- 足らない資金は倹約して自分で貯める/li>
ここまでやると、失うものは初めに貯めた自己資金のみです。
多額の借金を抱える心配はありません。
投資である以上、当然リスクはあります。
それがはじめの自己資金の範囲であれば、怖さは和らぐんじゃないでしょうか。
悪い借金をやめ、しっかり倹約して自己資金を貯め、良い借金をして不動産投資を始めてみませんか。