こんにちは、マニです。
今回は不動産テックの紹介をしたいと思います。
不動産テックとは不動産にテクロジーを取り入れて新たな価値を生み出すサービスのことを言います。
IoT機器やAIなどIT技術を駆使してよりよい生活を実現するための不動産サービスです。不動産テックと呼ばれるサービスには様々なものがありますが、今回はその中から大家さんとご近所さんをつなげる「COSOJI」をご紹介します。
COSOJI(こそーじ)とは
COSOJIとは「Rsmile株式会社」が提供する大家さんと近所で働きたい人をマッチングするサービスです。
マンション・アパートを維持管理するためには清掃は不可欠ですね。共用部の清掃には、
- 廊下の掃き掃除
- 郵便受けなどの拭き掃除
- 駐車場の草取り
などがあります。それらの作業を近所の働きたい人にしてもらうサービスです。
COSOJI(こそーじ)の特徴
一般的にマンション・アパートの定期清掃は管理会社や清掃会社に依頼することになりますが、COSOJIを利用すれば半額程度になる可能性があります。
直接ワーカーさんに仕事を依頼するためコストを抑えられるようです。
(COSOJIでは近所の清掃してくれるスタッフのことをワーカーさんと呼んでいます)
COSOJIの安さの秘訣はなにか?
いくらコストが抑えられるといっても、安かろう悪かろうでは困りますね。
COSOJIはどうして通常の半額で仕事を依頼できるんでしょうか。私が勝手に安さの秘訣を考えてみました。
秘訣1 単純作業であること
アパート・マンションの定期清掃はいわゆる単純作業です。
掃き掃除も拭き掃除も草むしりも誰にでもできます。特別なスキルも不要で、ワーカーさんを広く募集することができます。
大工さんや電気屋さんのように専門のスキルを必要とする仕事は特別なコストがかかりますが、単純作業であれば特別なコストは不要です。
秘訣2 社員じゃないこと
管理会社や清掃会社に依頼するとそこの会社のスタッフが作業に当たります。
アルバイトが作業することもあるでしょうが、それでも人を雇っている場合は社会保険や福利厚生など給料以外の費用が掛かります。
その点、ワーカーさんに依頼すれば単純に働いた時間の給料を払うだけでよくなります。人を雇う必要もなく、余分な費用を掛かりません。
秘訣3 いつでもできること
アパート・マンションの定期清掃には決められた作業時間はありません。
月に1回の清掃を必要とする人は、ちゃんと1回してもらえれば朝でも昼でも真夜中でも入居者に迷惑が掛からなければ作業時間は関係ありません。COSOJIではワーカーさんの空いた時間に作業をしてもらうため広く柔軟にワーカーさんを募集でき、その分コストを抑えることができます。
秘訣4 ワーカーさんが近所にいること
定期清掃とはいえ掃除している時間だけが作業時間ではありません。
管理会社や清掃会社の場合、物件まで30分かかるのであれば往復するだけで1時間必要です。掃除をしていない移動時間もスタッフの給料が発生するため費用が高くなります。
その点COSOJIであれば、歩いて5分のワーカーさんがいれば作業時間=拘束時間で作業時間以外の余分な時間は不要です。コスト削減にもつながりますし、なにより通勤時間が不要なのでワーカーさんが自由な時間にできるのでとても始めやすい仕事です。
結論:定期清掃とご近所マッチングは相性抜群!!
ここまでCOSOJIの安さの秘訣を考えてみました。
そりゃ、安くなりますよ。定期清掃という仕事の特徴とご近所マッチングは相性抜群です。これならCOSOJIが安かろう悪かろうのサービスでもないことがよくわかりますね。
私もいつも自分でアパートの掃除をしてますが、正直一回やれば誰でもできるなと思います。ただの単純作業ですから。
COSOJI(こそーじ)のメリットを紹介
COSOJIの最大のメリットはコストが安く抑えられることでしたが、ここからはコスト以外のメリットを紹介してきます。
スマホアプリでラクラク依頼
これぞ不動産テックといった感じです。
アプリで会員登録をして、作業内容や条件を設定すれば依頼は完了です。管理会社に出向いて清掃の依頼をするなんて言う手間は必要ありません。
アプリのラクさに比べるとネットで清掃会社を探して電話連絡することさえも面倒です。COSOJIはアプリを開いてサクサク登録するだけですべての作業が完結します。
作業完了報告もスマホに届く
COSOJIの作業完了報告はこれまた便利なスマホアプリにその日のうちに届きます。
管理会社の中にはLINEなどから作業報告をしてくれる気の利いた会社もありますが、いまだに紙の報告書を後日郵送するところもあります。
作業報告を即日確認する要望がどれほどあるかはわかりませんが、それでも専用のスマホアプリで作業完了報告まで完結しているので使いやすいですね。
誰でも簡単に業務がこなせるというのが不動産テックの醍醐味ですよね。安さだけじゃないCOSOJIのいいところじゃないでしょうか。
作業報告は後日の確認も簡単
LINE報告も即日性は高いですが、後日内容を整理して確認するのは少し不便です。紙の場合も保管が大変で、なにより、報告書を作成したり郵送したりするのに手間やコストがかかります。
COSOJIをライバルと比較してみる
これまた勝手にCOSOJIとそのほかのサービスを比較してみようと思います。
コスト、サービスの質、使いやすさなどほかのサービスと比べてCOSOJIの強みはどこにあるのでしょうか。
ライバル1 管理会社・清掃会社
まず最初のライバルは管理会社・清掃会社です。
サービスの質では管理会社・清掃会社に分があるでしょう。特に清掃会社は専門のスタッフが行うので清掃の仕上がりにバラつきがなく、素人では気づかないところまで清掃してくれるでしょう。
また建物の不具合などのチェックもプロの目で確認するのでトラブルの早期発見にもつながると思います。
ライバル2 シルバー人材センター
できる大家さんが利用するシルバー人材センター。
シルバー人材センターはなんといっても安さが魅力。ここはCOSOJIと同様に誰でもできる作業というところでその安さを実現しています。
サービスの質という点も近所の人が行うのと大きく差はないでしょう。
できる大家さん御用達なのもわかりますね。シルバー人材センターおそるべし、なかなかいい勝負です。
最後の比較は使いやすさ。シルバー人材センターは各自治体で申し込み方法は異なりますが、
- 申し込み
- 見積もり
- 契約
- 紙による作業報告
- 請求書・支払い
といった手順を踏まなくてはいけません。コスト削減のためには大家自らこれぐらいのことはするべきですがそれでもやっぱりめんどくさい。
作業の完了報告も基本契約とは別の費用が必要ですし、報告書も紙での作成になります。
COSOJI(こそーじ)導入を検討してみる
ここまで定期清掃マッチングサービス「COSOJI」を紹介してきました。
資産拡大を目指す不動産投資家にはなかなか魅力的なサービスではないでしょうか。ここで現役大家である私が真剣に導入を検討してみたいと思います。
コストメリットを検討
まずは、私の定期清掃の状況を簡単に紹介します。
- 定期清掃は月に一回
- 作業は大家自身で行っている
- 作業は移動時間を含めて3~4時間程度
- 清掃はごみ置き場とコケ取りがメイン
- 物件の周りを回って不具合チェック
- 管理会社にお願いすると800円/戸×8戸=6400円/回
私の定期清掃はこんな感じです。今は自分で清掃していますが、後々は管理会社にお願いしようと思っています。
その時のコストは月1回の清掃で6400円です。6400円もかかるなら自分でやろうと始めましたが、一回の清掃に3~4時間かかり休日の半分は掃除につぶれてしまいます。
家族サービスも大切ですからね。
定期清掃の必要性とは
私の物件の場合、共用部の汚れはそれほどありません。
たまにごみ置き場が散乱していることがあるので、ごみ置き場は毎回清掃しています。掃除と言ってもやることはだいたいそんな程度です。
そういう意味では管理会社や清掃会社に高い金を払って定期清掃をしてもらうメリットはあまりないと思っています。
COSOJIのワーカーさんが不具合をしっかりと見つけてくれるのであれば、コストを抑えられるという点でCOSOJIを導入するメリットは非常に大きいと思います。
使いやすさもありかもしれない
管理会社に定期清掃を依頼する場合、月に何回掃除するかを決めて契約しないといけないようです。
これだとコスト削減のため時間が取れるときは自分で掃除を行い、忙しいときはお願いするといった柔軟な取り決めは出来なさそうです。その点COSOJIはお願いしたい時だけ仕事を頼めるので柔軟に対応できます。
しかし、なんと対象エリア外!!
真剣に検討してみた結果、これはこれでありだなと思っていましたが、
私は都心ではなく地方でアパートを運営しています。残念ながら私の地方ではまだCOSOJIのサービスは行っていないようです。今後の展開に期待です。
COSOJI(こそーじ)を利用できる未来
残念ながら私の物件はCOSOJIを利用することはできませんでしたが、これまた勝手にCOSOJIを利用できる未来を想像してみたいと思います。
どんな不動産テックな未来が待っているでしょうか。
浮いたお金でプロに掃除を依頼する
まずやってみたいのがCOSOJIで浮いたお金を使って年に一度プロに掃除を依頼することです。
管理会社にお願いするとひと月一回の清掃で6400円かかります。仮にこれが半額の3200円になれば年間38400円の節約ができます。
これを利益としてもいいですが、浮いたお金を使ってプロに清掃を依頼したいです。
ちなみにエアコンクリーニングは1回5000円で作業してくれる業者さんを見つけたので5000円×8戸=40000円でちょうど浮いたお金ぐらいで依頼できます。長期入居者さんには水回りの掃除をプレゼントしてもいいかもしれません。
報告書の写真を有効活用
報告書の写真はクラウド上で保管・管理ができるようです。
COSOJIのホームページ上では利用者の声として「保険料の支払い時に利用できた」といったコメントもありました。確かに毎月完了報告の写真を受け取っていれば、災害や事故の際の火災保険の申請資料として使えそうです。
破損前の資料として提出すれば保険料の判断の材料になりますし、適正な保険料を受け取ることができます。
報告書の写真は物件管理の有効な資料になりそうです。
COSOJIの今後に期待すること
いまでも結構便利なCOSOJI。未来を想像するという意味でこんなCOSOJIになればもっとよいというのを、これまた勝手に想像してみました。
エリア拡大
まずもってエリアを広げてほしいです。
サービスの内容だけで言えば一度は使ってみたいですが、私のエリアはまだ対応していないようです。地方ですからね。
清掃業務以外の小仕事もしてほしい
大家をしていると意外と経費が掛かるのがちょっとした修理工事。
- 共用部照明の玉替え
- 水道パッキン・トイレボールタップの交換
- 扉の故障
などなど。
作業自体は数十分で終わる簡単なものですが、人に依頼するとなると数千円~1万円程度かかっていしまいます。前後の移動時間も拘束時間として必要ですから、小さい仕事でもある程度の費用が必要です。
登録しているワーカーさんが玉替えやパッキン交換など簡単な修理の経験があれば対応できそうです。スキル登録機能があれば人選もラクチン。
掃除とは分けてこのような仕事の単価を上げればワーカーさん側のの需要もありそう。これぐらいのことならYoutubeの動画を見ればたいていの人はできるようになると思います。
まとめ
今回は不動産テックとしてCOSOJIを紹介しました。
COSOJIの特徴は、
- コストが安い
- スマホで仕事の依頼が簡単にできる
- 作業完了報告もデータでしっかり保管
気になる方は一度【COSOJI】で検索してみてください。私はエリア拡大したら使ってみようかな。